脳機能理論を学ぶ-その2:夢を実現する方法(基礎2)

 

現状から自分を変えるためにするべきことは、
まずゴール設定し、そこへ向かって自分の「コンフォート・ゾーン」をズラす
と前回の記事で書きました。

脳機能理論を学ぶ-その1:夢を実現する方法(基礎1)

2018.04.24

 

今回は、「コンフォート・ゾーン」をズラす方法について、
さらに具体的に学びます。

 

自己イメージと創造的無意識

私たちにはそれぞれ「自分はこういう人間だ」という自己イメージがあります。
実はこの自己イメージとは、他人との関わりの中で、
自分が勝手そういうものだと思っている思い込みにすぎません。

しかし、そうは言っても、その自己イメージは長い歴史を経て作られてきたものです。
私たちにとって、それが良いものであっても、悪いものであっても、
私たちの思考や行動は、その自己イメージから生まれた「信念」に沿って、
行われてしまいます。

この、自分が自分らしいと思う行動をさせる無意識の働きのことを
「創造的無意識」と呼びます。
「創造的無意識」は自己イメージに基づいて、
現実に対する自分の信念と現実をぴったりと合わせようと働きます。

例えば、「私は内気で話すのが嫌いだ」という自己イメージを持っている人は、
「知らない人と話すは嫌いだから、そういった場所にはいかないようにしよう」
ということを考えなくても、無意識が勝手にそのように働きます。

友人から飲み会などに誘われて、一度は行くこと決めてもいても、
いざとなると体調が悪くなったり、急な残業で行けなくなるといった状況を、
無意識に作り出してしまうのです。
また、仮にその場に行ったとしても無意識に「私にはかわないでくれ」
という態度を取ってしまい、結果として、その人に話しかける人はいなくなるのです。

 

創造的無意識の活用と臨場感

現在の自分よりも高いところに設定された自己イメージを、
強い臨場感をもって描くことができれば、無意識が勝手にそこに向かっていきます。
これが「創造的無意識の活用」です。

自己イメージを強く持つことができれば、
具体的な方法を考えなくても、「創造的無意識」が自動操縦装置のように働いて、
ゴールに導いてくれるというのが、夢を実現する方法のからくりなのです。

ここで問題となるのは、「創造的無意識」が勝手に働いてしまうくらい、
リアリティのある強い自己イメージが作れるかどうかという点です。
つまり、「そうなりたいと考える自分」にどれだけ強い臨場感を抱けるか、
が最大のポイントとなります。

 

強い臨場感を抱く際には、「ゴールを達成した姿」ではなく、
「ゴール達成のプロセス」に臨場感を持つ必要があります。
なぜなら、リアルにゴールを達成した姿を思い浮かべられるのであれば、
その時点で脳が満足してしまう可能性があるからです。

したがって、ゴールから逆算して未来から現在を見る視点で、
10年後の夢を実現するためには、
5年後にこうなっているべき、3年後にはこうなっているべき、
とすると、少なくとも今はこうあるべき といった具合に、
「今こうあるべき自分」の姿を具体的にイメージするのです。

 

徹底的に高い自己評価を持つ

夢を叶えるために変えないといけない自己イメージの重要な要素があります。
それは「自己評価」です。

自己評価には、
「自分がそれだけのことができるか」という自己評価(エフィカシー)と、
「社会の中で自分のいる位置」に対する自己評価(セルフエスティーム)の
2つがあります。

前者が「私はこれだけの仕事ができる」「私はこれだけ稼げる」といった自己評価、
後者が「私は金持ちだ」「私は強い人間だ」といった自己評価のことです。

 

常に高い自己評価を持ち、そこに強い臨場感を維持できる人だけが、
高いレベルのゴールを達成することができます。
「私なんてこんなものだろう」という自己評価であれば、
それに見合ったゴールしか達成することはできないということです。

だから、たとえ現在の自分の姿とはギャップがあったとしても、
徹底的に高い自己評価を持つ必要があるのです。
これに対して、「自分の勘違いだったらどうしよう」と感じてしまうかもしれませんが、
これが仮に、自分の勘違いであってもまったく問題はないのです。

重要なのは、この勘違いに対して、いかに強い臨場感を抱けるか、
自分がそれを確信しているか、なのです。
夢を叶えるためには、大いなる勘違いをして、常に現在の自分よりも高い自己評価を持つのです。

日本の社会には、個人が高い自己評価の意識を持つことをよしとしない風潮があります。
例えば、他人に何か褒められた時にても謙遜するという文化です。
こういった時「たまたまうまくいっただけですよ」とうわべでは謙遜しておいて、
心の中では「私だからあたり前だ」と思うくらい徹底することが必要なのです。

 

自己評価を決めているもの

私たちの自己評価はどのように作られてきたのでしょうか。

私たちは、他人の言葉を元に私たち自身で、
「仕事をできる・できない」「頭が良い・悪い」「お金がある・ない」
といった具合に自己評価をしているのです。

 

他人の言葉とは、無意識レベルで子供のころから聞いている親の言葉、
次に学校先生の言葉、学校の友達や先輩の言葉などのことです。

ここで、一番問題となるのは、こうした周囲からの言葉は、
本人の自己評価を下げる方向に作用することの方が圧倒的に多いということです。

なぜ、他人の言葉は自己評価下げる方向に作用しやすいかというと、
それは、言葉を発する人それぞれが、それぞれの人に対して、
「こうあってほしい」と期待するモデルを持っているからです。

だから、そのモデルから少しでも外れるとエゴを押し付けて、
「それはダメだとか」「こっちの方がよい」と言ってしまうのです。

このように、私たちの自己評価を下げる相手を「ドリーム・キラー」と呼びます。
高い自己評価を維持するためには、私たちは基本的に自分自分の言葉にのみ、
耳を傾け、「ドリーム・キラー」の存在に注意する必要があります。

 

まとめ

学んだこと

【コンフォート・ゾーンをズラす方法】
・「創造的無意識」は自己イメージに基づいて、
 現実に対する自分の信念と現実をぴったりと合わせようという働きがあるため、
 この働きを利用して、現在の自分よりも高いところに設定された自己イメージを、
 強い臨場感をもって描くことができれば、無意識が勝手にそこに向かっていく。

・重要なのは「創造的無意識」が勝手に働いてしまうくらい強い臨場感を持つこと。
 そして、それはゴール達成へのプロセスに対しての臨場感であること。

・常に高い自己評価を持ち、そこに強い臨場感を維持できる人だけが、
 高いレベルのゴールを達成することができる。
 よって、徹底的に高い自己評価を持つようにすることが重要である。

・常に高い自己評価を持つことを邪魔する他人の言葉「ドリーム・キラー」には、
 十分に注意し、自分自分の声のみに耳を傾ける。

 

今回は、「コンフォート・ゾーン」をズラす方法について学びました。

次回は再び、ゴールの設定について学びます。

脳機能理論を学ぶ-その3:夢を実現する方法(基礎3)

2018.04.27