脳機能理論を学ぶ-その1:夢を実現する方法(基礎1)

 

脳の機能に働きかける能力開発プログラムを用いることで、
努力をすることなく自分の夢を実現できるようになると言われています。

正確には、仮に他人から見た時に努力しているように見えても、
本人からすれば、努力をしているという感覚はまったくなく、
気がついたら夢を実現していたということが可能になるというのです。

これを聞いて、あなたは「そんなことはあるはずない」と思うかもしれません。
しかし、脳機能理論を駆使することでこれが可能となるのです。

これらは、
最先端の科学的アプローチと膨大な数の実験に基づいて検証されたものであり、
はっきりとした成果が確認されています。

 

「本当の自分の夢」を見つける

努力をすることなく自分の夢に向かって突き進むために、
もっとも重要なテーマは自分の夢(ゴール)をどのように設定するかです。
まず初めに「本当の自分の夢」を見つけることがとても重要です。

 

例えば、今よりも年収を2倍にしたいという願望があったとします。
これを叶えるためには、
・今の会社でもっと出世する
・今よりも賃金が高い会社に転職する
・副業を始める
などといった方法が考えられます。

このように、ある程度解決方法が分かっていて、まだ実行ができていないようなものは、
「目標」と呼ぶことはできますが、「夢」と呼ぶことはできません。
「夢」とはどうやったら実現できるか分からない、
現在の自分の延長線上からはまったく想像できない、途方もないゴール
のことを指します。

 

たしかに、今よりも年収を2倍したいと望む気持ちも大事です。
しかし、これを「本当の自分の夢」としてしまうことは、
現在の自分の延長線上を越えることなく、自分の可能性に限界を作ってしまいます。

だから、今の自分の現状とは全く切り離して、
できるだけ大きな夢、途方もないゴールを設定することが、
まず初めのスタートして一番重要なのです。

 

夢を叶えることを邪魔するもの

夢を叶えるとは、簡単に言うと「自分が望んだように現状から何かが変わる」ことです。
しかし、人間は現状からの変化を嫌う基本的な性質を持っています。

だから、何か変えようと意気込んでも、翌日にはその意気込みを忘れて、
すぐに元どおりの毎日に戻ってしまいます。
こういうことは、一般的にはやる気や根性に関わる話とされてしまいますが、
人間の脳が持つ変化を嫌う性質を考えれば、ある意味であたり前のことです。

 

人間の脳には、環境の変化に対して生体を常に安定した状態に保とうとする働きがあり、
これを「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」と呼びます。
この「ホメオスタシス」は気温のような物理空間の状態変化に対してだけでなく、
「これが自分である」という情報空間の状態変化にも働きます。

「ホメオスタシス」の働いている範囲は、
私たちが無意識のうちに、そこにとどまりたいという領域あり、この
肉体的、精神的に自分が楽にいられる領域を「コンフォート・ゾーン」と呼びます。

「コンフォート・ゾーン」は非常に強固であり、たとえ、
何かを変えたいという意識が本人にあったとしても、そこにとどまろうとする力が大きく働きます。
自分は変わりたいと強く願っているつもりでも、知らないうちに、
「コンフォート・ゾーン」から外れないように、思考や行動が勝手に制御されてしまうのです。

 

「コンフォート・ゾーン」は一定の幅をもって設定されます。
これより上は嫌だ、これより下は嫌だといった線引きがあり、
この線引きは、本人にとって重要であるか・ないかによって決定されます。

例えば、学校のテストの点数を例に挙げます。
テストの点数は高いにこしたことはないのですが、
どれくらい、その点数に重要性を感じているかは人それぞれです。

90点以上でないと絶対だめだと考える学生もいるし、
40点~60点程度でいいやと考える学生もいるし、
人それぞれに「コンフォート・ゾーン」が存在するのです。
だから、90点以上でないと絶対だめだと考える学生は、
89点という点数でも悔しいと感じます。

40点~60点程度でいいやと考える学生が、80点をとった時はどうでしょうか。
実はこの場合においても、もちろん、うれしいとは感じするのですが、
本人の「コンフォート・ゾーン」から外れているため、無意識に気持ち悪さを感じるのです。

そして、次回のテストでは「コンフォート・ゾーン」が気持ち良いと感じる点数、
つまり40点~60点程度に、無意識のうち落ち着いてしまう、
といった信じられないことが実際に起きてしまうのです。

 

夢を叶える方法と盲点

「コンフォート・ゾーン」は非常に強固です。
だから、努力して無理に「コンフォート・ゾーン」を外れよとしても、
「ホメオスタシス」の働きですぐに元に戻ってしまいます。
「ホメオスタシス」にとって、変わるために努力することは、
不自然なことで、するべきではないと判断されるからです。

したがって、現状から自分を変えるためにするべきことは、
まずゴール設定し、そこへ向かって自分の「コンフォート・ゾーン」をズラす
ことなのです。

「コンフォート・ゾーン」をズラすことができれば、
今度はそこに合致していない現状が気持ち悪いため、
私たちの脳が、ゴールの達成に必要なことを勝手に実行してくれるのです。

これが努力をすることなく自分の夢を叶える方法の基本となります。
もちろん、ある程度の努力が必要な場面もあるとは思いますが、
すでにそれは、自分にとってやりたいことに変わっているため、
本人からすれば、もはや努力と感じることはなくなっているのです。

 

前々章の「本当の自分の夢」を見つける で、
できるだけ大きな夢、途方もないゴールを設定することが、
まず初めのスタートして一番重要ということを書きました。
しかし、大きな夢と言われても、まったく思いつかないかもしれません。
これは「ストコーマ(盲点)」が影響していると考えられます。

私たちの脳は、本当はもっと膨大な情報を処理できますし、
実際に膨大な情報をインプットされていますが、
全部を処理せずに、ごく一部のみを扱うように働きます。

脳は、自分にとって関係がないと思うことは無視するのです。
私たちは「重要だと思うものしか見えない」
「見ようと思っているものしか見えない」ということです。

つまり、たくさんの情報が入ってきても、
勝手にフィルターをかけ、重要だと思うものしか認識しないのです。
これは脳が常に省エネモードで動いているからで、
もし、脳をフル活動させることができたら、人間は一瞬で餓死するとも言われます。

 

「コンフォート・ゾーン」は過去の記憶によって作られています。
過去の記憶に基づいた「コンフォート・ゾーン」に合致しているものは、
はっきりと見えますが、そうでないものは認識されにくいということです。

しかし、人生において選ぶことができる仕事や生き方は実は無限にあります。
「自分の本当の夢」が分からない人は、それが現状の「コンフォート・ゾーン」にはなく、
「ストコーマ」に隠れているのです。
つまり、「コンフォート・ゾーン」をズラして、「ストコーマ」が外れれば、
まったく未知の自分と出会うことが可能になるのです。

 

まとめ

学んだこと
【夢を実現する方法】
・まずは、今の自分の延長線上からはまったく想像できない、
 途方もないゴール(「本当の自分の夢」)を見つけることがもっとも重要となる。

・人間は自分が心地とよいと無意識に感じる「コンフォート・ゾーン」を作っている。
 「コンフォート・ゾーン」は非常に強固であるため、まずゴール設定し、
 そこへ向かって自分の「コンフォート・ゾーン」をズラす必要がある。

・「本当の自分の夢」が分からない場合においても、
 「コンフォート・ゾーン」を現状からズラすことで、盲点が外れて本当の夢が見つかる。

 

今回は脳機能理論によって、夢を実現する方法の基礎を学びました。

次回は、より具体的な方法について学びます。

脳機能理論を学ぶ-その2:夢を実現する方法(基礎2)

2018.04.27